『ターミネーター』

誰もが将来を想像して怖くなった「ありえる」と思えるターミネーター

第1作目のターミネーターを見た時、実際に第三次世界大戦が起こるかもしれないと恐怖を感じた人も多かったのではないでしょうか。
核爆弾が落ち、爆風の中、平和な日常が吹き飛ばされていく公園のシーン、あれはかなり当時、恐怖のシーンだったと記憶している方も多いでしょう。

ただ人工知能スカイネットが存在し、そのスカイネットが人類を滅亡に追い込んでいるという点においては、第1作目で「夢物語」と感じた方が多いと思います。
しかし作品が第2作、3作と進んでいく間、人工知能の研究が躍進し、実際に人工知能が作られているという状態になって、ターミネーターという作品が現実味をおびてきたともいえます。

もちろん、スカイネットのように人類滅亡に向かって人工知能が爆走してしまうという状態になるかどうかという事はわかりませんが、言葉を理解し記憶して次に応用するということが既にできているので、実際に「自分で考える」人工知能が登場しているという事です。
ターミネーターもあながち、空想の物語ではなくなっている・・・と考える事もできます。
怖いです!

ターミネーターといえばシュワルツェネッガーが乗るバイク

第1作目でターミネーターとして登場したシュワルツェネッガーは次の作品では主人公ジョンを守るために登場する味方の人工知能T800型として登場します。
サラ・コナーを殺す事だけに送りこまれてきた第1作目とは違い、2作目では未来を守るために、自ら溶鉱炉の中に入っていく、といういい方向に学習した人工知能として死を迎えます。

こうしたターミネーターのストーリーも非常に大きな魅力なのですが、悪役、そして見方役として登場するシュワちゃん扮するターミネーター、またジョンが乗りこなすバイクなども、バイクが好きな人にとってはこたえられない魅力があるのです。

彼が乗っているバイクは、ハーレーダビッドソンのFLSTFファットボーイというバイクです。
ハーレーファンは日本にも多く、ハーレーのファットボーイに乗って繰り広げるカーチェイス、さらに戦闘シーンはこの映画の大きな魅力となっています。

このバイクは基本的にシルエットが変わらず、モデルチェンジがあってもファットボーイであるという事が一目瞭然にわかります。
ハーレー専門店でも、シュワちゃんがターミネーターで乗っていたバイクといえば通じるといわれているほど、この映画のバイクシーンはインパクトが大きなものだったのでしょう。

未来のために戦う人類とスカイネットの戦い

1作目から未来と現代、過去が入り組んでいる映画ですが、この先、絶対に起らないとも限らないことが描かれているため怖さを実感する映画です。
第1作等今見る方がより怖さを実感できるのかもしれません。

バイクアクションと入り組んだストーリーが大きな魅力となっているターミネーターです。
見たことがないという方も、是非、第1作から順序良く見てほしいです。