鍋ヶ滝のツーリングルート
ツーリングの目的といえばさまざまですが、自然の中を満喫するために山へ向かう方も多いでしょう。
山の中でも特に綺麗な景色として人気があるのが滝です。
熊本県にも滝は数多くありますが、その中でも観光客をはじめツーリングする人が頻繁に訪れるのが小国町にある鍋ヶ滝です。
幅20m、落差は9mの横長な滝ですが、滝の裏側からの景色を覗くことができる全国にも珍しい裏見の滝としても有名です。
昔は訪れる人も少なかったため滝周辺の道路も舗装されていない状態でしたが、観光スポットとして有名になった今では斜面も階段などが整備されており、駐車場も増えたためバイカーをはじめ車で訪れる人も増加しています。
鍋ヶ滝へは、国道387号沿いにある「黒渕簡易郵便局」付近の生活道路を北に進むことで向かうことができます。
多少入り組んでおり分かりづらくはなっていますが、途中に案内板が付いているため見落とさないように進んでいきましょう。
周辺は観光に訪れる人々の車両で混雑することもあるため、すれ違い時などスピードを出しすぎての運転には注意してください。
特にお盆やゴールデンウィークといった連休では観光客も増えるため、専用のシャトルバスが付近の小学校跡地にある駐車場から出ています。
シャトルバスが運行している場合は、鍋ヶ滝の駐車場までバイクや車で向かうことは出来ないため注意しましょう。
鍋ヶ滝はSNSでも取り上げられる観光地となっているため、若者中心に観光客が急増しています。
時期に応じて駐車場まで向かえないというケースは今後も多いと予想されるため、ツーリング当日の状況は事前によく確認しておきましょう。
鍋ヶ滝のおすすめのポイント
鍋ヶ滝のおすすめポイントといえば、やはりその圧倒的な景観を持つ滝自身にあります。
正面から水が流れ落ちる様子を眺めることはもちろん、裏見の滝としても鍋ヶ滝は他に比べて特徴的であるため、訪れた際は必ず裏側からも覗いてみましょう。
滝の下部分はちょっとした洞窟のように岩盤が抉り取られており、そこに入って裏側から滝を眺められるようになっています。
鍋ヶ滝は横長の特徴的な滝であるため、それを裏側から見た姿はまるで水のカーテンを見ているようで、とても幻想的です。
静かな渓谷の中にある大きな滝、その滝から流れる水の音と裏側から覗ける圧倒的な景観は、ツーリングのよい思い出になるでしょう。
道中は少し狭く混んでいると到着にも一苦労ではありますが、辿り着いた人だけが味わえる感動がそこには待っています。
熊本といえば阿蘇周辺のエリアが人気ではありますが、自然を満喫できるという点では鍋ヶ滝も非常におすすめです。
ツーリングの際はぜひ向かってみてはいかがでしょうか。