スズキの名刀!1100カタナ

今なお多くのファンがいるバイク

名車として高い人気を誇り、根強いファンも多いのがスズキのカナタです。
カタナが登場するまでのスズキのバイクは、どちらかと言えば性能が良いものの見た目がイマイチという評判でした。
しかし、すでに性能の面では評価を受けているわけですから、スズキとしてはデザインを一新することによって消費者の心をつかもうとしました。

その結果、BMWのバイクデザインを手がけたハンス・モートに白羽の矢を立てたのです。
スズキはこの人物にデザインを任せ、そうして生まれたのがカナタなのです。
ハンス・モートは日本のイメージである日本刀をモチーフにしたバイクデザインを作り上げたのです。

今現在、新たに生まれているバイクと比べてもカタナのデザインは独自性が強いわけですから、誕生当時はさらに大きなインパクトを持って市場に迎えられたバイクです。
そのため、多くのユーザーから注目を集め、スズキを代表するバイクと言われるほどの売上も記録したのです。
1981年から販売がおこなわれましたが、何度ものマイナーチェンジを繰り返しながら2000年に最後のエディションが販売され、生産終了となりました。

しかし、生産終了から十数年が経過している今であっても人気が高く、中古のカタナを購入するユーザーも多くいるほどです。
ただし、中古車であればどのようなカタナであっても問題がないと考えてしまうのはやめておきたいものです。自動車であっても同様ですが、状態の良いものを選ばないと意味がありません。

中古車の見極めを重要視する

販売終了から時間が経っているため、パーツの入手が厳しくなっているため、購入時の状態が悪ければ、あとから修理などをおこないたいと思ってもそれはできないケースが多いのです。
そのため、あらかじめ状態はよく確認しておくようにしましょう。
過去の事例で言えば燃料タンク内部が錆びてしまっているケースや補修が丁寧にされていないバイクなども見受けられますので、このようなバイクに手を出して、あとになって悔やむようなことがないようにしておきましょう。

また、各種カスタムパーツを装着しているバイクも出回っているのですが、その中には純正カスタムパーツ以外のものを使用しているケースもあります。
そのような場合、何かしらの不具合が生じてしまっているケースもありますので、よく確認しておきたいポイントと言えます。

さらにこれはカタナだけに限った話ではありませんが、事故歴はもちろんチェックするものの、それに付随して以前のユーザーが使用時に転倒していないかどうかを確認しておくことも忘れないようにしましょう。
ボディが歪んでしまっているようなケースもありますので、事故歴がないからといって無条件に安心してしまうのはやめておきましょう。