ロイヤルエンフィールドClassic350

ロイヤルエンフィールドClassic350の特徴

ロイヤルエンフィールドClassic350は、旧型が2009年に発売され、その後の10年で300万台も売り上げたロイヤルエンフィールドの人気モデルです。
日本でも同様に人気があり、ロイヤルエンフィールドというとClassicをイメージする人は多いのではないでしょうか。
ロイヤルエンフィールドClassic350は、その人気モデルの新型として日本では2022年に発売されました。

ロイヤルエンフィールドClassic350を見ると、以前のモデルとあまり変わっていない印象を受けます。
実はそれこそが新型モデル開発のテーマであり、従来の1950年代のモデルを彷彿させるようなレトロスペクティブなスタイルを受け継ぎつつ、内部を完全に刷新したのが大きな特徴です。
ボアが72mm、ストロークが85.8mmのロングストロークは、従来のビンテージスタイルの伝統を受け継いだスタイルと言えるでしょう。

ただ、以前のモデルとはボアとストロークが違っていて、新型のエンジンは排気量が以前の346ccから349ccに少し大きくなりました。
また、以前のOHVのエンジンから、新型はチェーン駆動のSOHCになっています。
そのほか、振動低減のために採用されたバランサーシャフト、フューエルインジェクションは電子制御式など、各部には最新技術が搭載されているのも特徴です。
デザイン的には、排ガス規制に適合するためのエキゾーストマフラーが少し形状が変更されています。

メーター周りもClassicなデザインを受け継いでいますが、中身は最新式です。
速度計はアナログ式のシンプルなデザインですが、実はデジタル液晶が組み合わされています。
エコな運転を心がけているとちゃんと「ECO」と表示される仕様です。

ロイヤルエンフィールドClassic350に注目したい理由

ロイヤルエンフィールドClassic350で注目したいのはその走りやすさです。
曲がりくねったカーブでも穏やかに切り返せるようデザインされているため、バイク初心者でも簡単に操作できるでしょう。

また、そのスタイルから一見重そうですが、実際に乗ってみると取り回しも良好です。
ライディング時の姿勢は自然で、体に無理がかからず、長時間快適に運転できます。
単気筒エンジンの鼓動感や適度な排気音を耳にしながら走っていると非常に心地よいです。

ロイヤルエンフィールドClassic350のスペック

ロイヤルエンフィールドClassic350は、全長×全幅×全高が2,145mm×785mm×1,090mm、シート高が805mm、エンジン排気量は349ccというスペックです。
トランスミッションは5速マニュアルで、最大出力は14.9kW/6,100rpm、最大トルクは27Nm/4,000rpmとなっています。