GPX POPz110

GPX POPz110の特徴

GPX POPz110は、GPXジャパンから2022年3月に発売された原付二種バイクです。
一見スーパーカブにそっくりの見た目ながら、随所にオリジナルのアイデアが詰め込まれています。

GPXとはタイのメーカーで、本国ではホンダとヤマハに次いで多くの販売実績を持っています。
ここ最近で急成長を見せる新興メーカーで、250ccを中心に多くのモデルをラインナップしています。
GPX POPz110は、GPXのラインナップのなかで最も小型のモデルです。

GPX POPz110に注目したい理由

スーパーカブを真似て作られたかのような外見ですが、近くでよく見るとそれほど似ていません。
GPX POPz110の方がカラフルで、ヘッドライトやシートの形状も異なるため、かなり違った印象を受けます。
道行く人も「スーパーカブかな?」と思って見ると、違うバイクということで二度見すること請け合いです。
人とは違ったバイクに乗りたい人にぴったりでしょう。

もちろん見た目だけでなく、乗り心地もおすすめしたい理由です。
セルスターターで簡単にエンジンが始動するので、バイク初心者にも乗りやすいでしょう。
エンジンの音量はやや大きめで、社外製のマフラーのような乾いたサウンドが耳に響きます。
シートは大きくないですが高級感のある仕上がりで、ソフトすぎずかといって硬すぎもせず、適度な張りで長時間乗っていて疲れません。

またタイというお国柄、日本よりもバイクの2人乗りが多いということで、GPX POPz110はタンデムシートにもこだわりが見られます。
前後に長く、座り心地が良く、また後ろの人が体を支えやすいようにシートフレームが手で握りやすい形状をしています。
この点はスーパーカブより優れていると言ってよいでしょう。

GPX POPz110のスペック

GPX POPz110は、全長×全幅×全高が1,880×745×1,070mmです。
ホイールベースは発表されていませんが、タイ仕様モデルは1,230mmでした。
シート高は760mmとなっていて、前後輪とも17インチです。

エンジンは空冷単気筒で、デルファイのフューエルインジェクションを搭載しています。
排気量は新たに109ccを採用し、スーパーカブと同じくロータリー式4速ミッションです。
エンジンの始動はセルスターターのほか、キックにも対応しています。

ヘッドライトを始め、灯火類は全部LEDの採用です。
メーターには液晶パネルが組み合わされており、おしゃれなルックスとなっています。
また、リヤのサスペンションは一人乗り、タンデムに合わせて2段階のセッティングができるのも特徴です。
タンデムシートは取り外しも簡単にできるようになっています。