ハーレーダビッドソン ライブワイヤー

ハーレーによる電動バイク ライブワイヤー

セル始動になっても、バイクにはガソリンが必要だし、空気との混合気がエンジンの中で爆発することで小気味よい走りが生まれると誰もが思っていたはずです。
そんなバイカーをしり目に、ハーレーがモーター駆動のライブワイヤーを作りました。電気自動車は耳にしたことはあっても、バイクとなると「どうなるんだろう」「エンジンは?」「今までに走りとどこが違うのか!」気になることがありすぎです。

基本はバッテリー蓄電がガソリンの代わりになり、電気でモーターを回転させて走るのが電動バイク。
これがハーレー社のバイクになると、やはり注目度も高く一筋縄ではいかないバイクに仕上がっていました。
ハーレー社では仮想会社「ライブワイヤー」を設立し、ハーレーの一部門としてフル電動バイクの生産を続けていくそうです。

加速装置がついた!?俊足が魅力

賛否両論ありそうですが、従来のバイクはエンジンをかけてアクセルを開き徐々にトルクを上げ加速でした。
電動バイクは、アクセルを開いた瞬時に加速可能でライブワイヤーの場合、3秒/100mの高速加速です。
そんなに早くてバッテリーは大丈夫なのか気になるとことですが、フル充電で公道なら最大235km、高速で152km走行可能です。

高速はガソリン車の方が有利になりますが、ライブワイヤーは「走行距離無制限保証5年」「バッテリー5年間保証」「車両本体保証3年」ですので、燃費を考えるとそこまで悪い感じではなさそうです。
充電は専用コンセントを使えば自宅でも充電可能ですが、半日近くかかるので全国のEV充電機のあるスタンドで小まめに充電をおすすめします。

ハーレーらしさは残された新しいバイク

ハーレーの魅力といえば、やっぱりエンジンの躍動感やカスタムじゃないでしょうか。
正直いうと、バイクは重いし取り回しも楽じゃないし、国産バイクのような快適性も感じられません。
外国人向けの車両なので当たり前と言えばそうなのですが「好き嫌いがわかれるバイク」ではあると思っています。

鼓動や振動のVツインが電動になったことで失われるのではないかと心配になりましたが、電動バイクになってもハーレーっぽさはしゅかり感じられるので問題はありません。
むしろ、乗車して走ることで今までのハーレーとの違いを感じられるので、ハーレー好きは一度試乗してその魅力に触れてみてください。

車検不要!?これからのバイクは電動になるのか?

ライブワイヤーは20kW超大型二輪免許があれば運転可能です。
少数派でしょうが、AT限定大型二輪免許でも問題ありません。
クラッチ操作も必要ないので、操作性は格段としやすくなっています。

また、二輪軽自動扱いになるので車検は必要ありませんが、メーカーから定期点検のお知らせが届くので、それだけはしっかり受けておきましょう。
まだ国内では充電スタンドも少なく、電動バイクの整備やサービスなどは未知数です。
今後、ライブワイヤーを中心にバイクが日本でも普及するようになるのかもしれません。