Kymco KRV180TCS

Kymco KRV180TCSの特徴

Kymco KRV180TCSは、台湾のバイクメーカーKymco(キムコ)が開発した軽二輪スクーターです。
日本ではキムコジャパンから2022年に発売されています。
Kymco KRV180TCSの特徴は、スクーターの従来のイメージにこだわらず、楽しいライディングを実現するために最新鋭のメカニズムをふんだんに採用していることです。
そのため、軽二輪スクーターとは思えないほどのスポーティーな走行を提供してくれます。

キムコには「AK550」というフラッグシップモデルがありますが、KRV180TCSもそれと同じくスイングアームが独立したPTM構造となっています。
エンジンやミッションの配分もふつうのスクーターとは違って、車体側に両方ともマウントしているのも特徴です。
そのおかげで、前後の重量配分がほぼ等しくなりました。

KRV180TCSのエンジンには、新設計の水冷単気筒エンジンを搭載しています。
最高出力17.03PS、834kg/PSと燃焼効率が高く、動力性能は優れています。
比較的コンパクトなサイズながらバランスシャフトを2本内蔵しており、凹凸のある道でも振動をあまり感じさせません。
乗り心地は快適です。

Kymco KRV180TCSに注目したい理由

Kymco KRV180TCSに注目したい理由は、快適な乗り心地と高い安全性を両立しているところです。
TCSトラクションコントロールシステムを搭載していますが、このシステムはリアホイールが空転した時、システムがそれを素早く感知してエンジンコントロールユニットが燃料噴射量や点火時期を制御します。
それによって空転を抑えることができるのです。

また、ブレーキは前後ともブレーキディスクで、両輪ともABSを搭載しています。
急ブレーキでもタイヤがロックされず、安全にストップできる設計です。
タイヤの大きさは前後輪とも13インチホイールを採用しています。

KRV180TCSは前後のバランスがよく、それに加えてバネ下重量が大きく軽減され、さらに新開発のリアサスペンションが採用されています。
そのおかげで、スクーターとしては非常に安定したハンドリングを可能にしました。
街乗りはもちろん、ワインディングでもキビキビと安定した走りを見せてくれるでしょう。

Kymco KRV180TCSのスペック

Kymco KRV180TCSは、全長×全幅×全高が1,960×755×1,115mm、ホイールベースが1,400mm、シート高が795mmです。
車両重量は143kg、排気量は175.1ccというスペックです。
シート下に25Lという大容量の収納スペースがあり、内部には光センサー式のLED照明が搭載されているので、夜間の荷物の出し入れもやりやすいでしょう。
キーホールがないのは、スマートキーシステムを採用しているからです。