スズキGSX1400

7年間の販売期間

スズキのGSX1400は2001年に販売が開始されたバイクで、その後は2008年まで製造がおこなわれていました。
当時、大型のネイキッドバイクは各メーカーから販売されていましたがそこにスズキも参入を果たしたわけですが、ネイキッドバイクは排気量を大きくする一方で、それが操作性を邪魔することもあることから、軽快なハンドル操作をおこなえる点などが重要視されます。
また、エンジンが大きくなりすぎてもそれは快適性を邪魔することになることから、スズキとしてはこれらをクリアするために油冷エンジンを搭載したのです。

また、開発スタート時には日本国内市場向けのバイクとして考えられていたものの、その後の戦略変更などによって海外での販売も決まりました。
そのため、開発チームは海外での高速度での走行にも耐えうるバイクの開発を求められたのです。
海外では日本よりもスピードを出して走行することもありますので、このGSX1400も巡航速度200キロメートルという日本では考えられないスピードでの走行試験を繰り返したと言います。

そのような速度でも安定して走れるように各種性能も見直されています。
もちろん、日本でこのような高速度での走行はないのですが、高速走行に耐えうるスペックとなっていることから、日本で走るユーザーにも大きなメリットが与えられているのです。
仮に日本国内で限界まで速度を上げたとしても、安定して走ることができる上、快適な操作性も実現してくれるわけですから、これ以上に使いやすいバイクはないと言っても過言ではないという意見も見受けられます。

販売終了後の入手方法

これだけのスペックを誇るバイクではありますが、前記したように2008年に製造を終了していますので、現在は中古市場でのみ、このバイクを手に入れることができるようになっています。
販売されていた期間は短かったものの、かなり人気があり、販売台数も多かったことから中古市場に出回っている台数も多いのです。
そのため、今も手に入れることはそこまで難しいものではありません。

ただし、数が多いからこそ、しっかりとした知識を持ってバイクと向き合わないといけないとも言われています。
中には激安価格で販売されているGSX1400もあるのですが、安いにはそれなりの事情があるということをわきまえておきたいものです。

美しい見た目があり、多くのライダーを虜にしてきたバイクですから、たとえ中古品と言えども、購入する際にはできる限り状態の良いものを選んでください。
それでこそ、GSX1400の魅力を最大限に感受できるはずです。
ツーリングにおける高速走行から日常の中での低速走行まで、GSX1400は満足いく走りを実現してくれる優れたバイクと言われているのです。