バイクを拭く習慣を

バイクの姿

バイクが好きな人はバイクを大事にします。
これはバイクだけに限らず、物全体に言えることだと思います。
好きだからこそ大事にする、大事にするから長く乗れる、長く乗れるから愛着が湧く、愛着が湧くからいろんな場所に一緒に行きたくなる、一緒にいろんな場所に行くからもっと好きになるので、良循環でバイクをもっと大好きになります。

バイクを大事にするということはどういうことでしょうか。
バイクは乗るより鑑賞するときに幸せを感じたり、乗る物ではなく見る時の方が楽しいといったりする人も中にはいるかもしれませんね。
バイクの楽しみ方も人それぞれですので、乗るより鑑賞するということを否定するつもりはありません。
ただ、鑑賞する方が好きという人も、やっぱりバイクは乗るのが好きという人も、大事にするということはメンテナンスや掃除をきちんとすることだと思います。

洋服などで考えればわかると思いますが、洗濯されているTシャツは気持ちがいいですよね。汚れて油まみれのTシャツは汚いですし、はたからみてもあまり気持ちのいいものではありません。
バイクをきれいに磨けば、みんなに見せたくなります、走りたくなります。
そしてまた自分のバイクを好きになりますね。

定期的な洗車を心掛ける

バイクは比較的悪い道でも走り抜けることができますので、雨などが降った後には泥などで特に汚れやすいです。マフラーやエンジンの所は普段でも汚れやすいですが、雨降り後はいつの間にか水や泥がついていて、こびりついたようになってしまうことも多いです。
ですから、走った後にはこまめに掃除するようにしましょう。

時間がたってこびりついてしまうと、取れにくくなってしまって、そのこびりついた泥の上にまた新しい泥がついてしまいます。
毎日しっかり洗車する必要も時間もないと思いますので、一日が終わったら簡単でいいのでサッと拭いておくくらいはしておくといいでしょう。

取れない汚れは定期的に洗車するときに、しっかり落とすようにすればいいと思いますよ。
そのサッと拭く作業は、意外に重要なのです。
なぜかといえば、拭く作業をするときにはバイクをみることになります。
マフラーやエンジンやそのほか拭く場所をチェックしますよね。
これは日常的に点検しているのと一緒です。

ネジのゆるみや部品にいつもと違う遊びができていたりしませんか?
毎日のように、自分のバイクを見ている人はちょっとした違和感にも気づくようになります。
これは事故を防いで、結果的にバイクも自分も守ることになります。
簡単に拭くだけの作業ですが、積み重ねると、実は大きな意味がある作業なのです。