『AKIRA』

色褪せない映画

見ていると、バイクに乗りたいと思わせてくれる映画、バイクの免許を持っていることが誇らしくなる映画を紹介しています。
これを見てバイクの免許を取ろうと決めた人も多いようですよ。
今回は、「AKIRA」です。

ある世代の人でAKIRAを知らないんじゃないかという人はいないくらい、話題になった映画です。
そして、公開から数十年たっても色あせない、かっこよさがあるので、バイク好きではなくても、若者に人気の漫画です。

1982年から1990年に連載をやっていましたが、1988年にアニメ映画化されました。
漫画を読んでいない人でも、この映画の事は知っている人が多いのではないでしょうか。
ゲームなどにもなりましたが、最近では原画展なども開かれていて、人気が再燃しています。
その原画展には、金田のバイクが展示されていました。

もちろん実機というかちゃんと公道を走れるもので、公道を走っている様子も公開されていました。
内容はバイクとは全然関係がないのですが、主人公の金田が乗っているバイクが物語の象徴のようになっているので、金田の赤いバイク、と言えば通じる人も結構いると思います。
簡単なあらすじを説明します。

あらすじ

漫画版と映画版は少し違うので、ざっくり説明しますね。
1982年の爆弾がきっかけで世界は荒廃。ネオ東京で金田率いる暴走族の少年たちが、仲間だったはずの鉄雄の変貌によって、超能力者や軍との戦いに巻き込まれていく。
その中心にはAKIRAという謎の人物の存在があり、このAKIRAの強大で絶対的な力を使おうとする人間と止めようとする人間と、仲間を助けようとする人間との攻防です。
その中でも特徴的で象徴的なのが、先ほども書いた通り、金田のバイクです。

金田のバイクは、同じものは2つないオリジナルで、金田のバイクが大好きな鉄雄によると、金田のバイクは、セラミックツーローターの両輪駆動で、コンピューター制御のアンチロックブレーキと、12000回転の200馬力と言っています。
原作が公開された当時は、このような形や構造のバイクは存在しておらず、未来的なバイクの象徴して書かれていたものです。

しかし、現代ではそのカスタムも外見も似たようなものが存在するわけで、AKIRAがきっかけかどうかはわかりませんが、AKIRAをリアルタイムで見ていた世代が、バイク作りに関わっている現代では、AKIRAの影響を受けたバイクが発売されていても不思議はありません。
実際、カスタムコンプリートバイクも発売されているくらいですから、金田のバイクというのは、いつの時代でもかっこいいという公認のバイクなのではないでしょうか。