【静岡県】伊豆スカイライン

ツーリングに人気の伊豆スカイライン

伊豆スカイラインという名前からも想像できるように、非常に景色の美しいルートで、全40kmにわたって富士山を始め絶景を拝みながら走れるのが特徴です。
また直線道路、中速・高速のコーナー、ヘアピンカーブなど走りがいのある道路なので、伊豆半島のなかでも最も人気の高いツーリングルートと言ってもよいでしょう。
全長40kmのルートのなかでも、特に人気なのが北部のルートです。
熱海峠から玄岳、滝知山展望台、亀石峠まではどこも非常に開放的で、天気の良い日は晴れ晴れしい気分で走れます。

また、亀石峠から先の天城高原までは山中のルートを走ることになります。
先ほどまでの絶景は楽しめなくなりますが、山中の変化の大きな道路なので走り自体を楽しむのにおすすめです。
なお、国道135号線で伊豆半島の海岸沿いを走ることもできますが、こちらは頻繁に渋滞するのであまりおすすめできません。
渋滞回避のためにも天城高原までは山中のルートを走りましょう。

なお、伊豆スカイラインは有料道路です。
全線の通行料金は980円ですが、区間ごとに料金は区分されており、道路に入る前に支払うことになります。
ですので、最初に目的地を決めておき、そこまでの料金を用意しておきましょう。

北部の熱海インターチェンジに行くには、いくつかのルートがあります。
熱海温泉、箱根ターンパイク、箱根新道などからお好みで選んで走るといいでしょう。
南部の天城高原インターチェンジは東伊豆の観光拠点で、大室山から伊豆高原や城ヶ崎の方向に行く際に通ります。

このような概要の伊豆スカイラインですが、富士山を眺めながら走れる絶景のルートということもあり、関東地方のライダーには大人気です。
あまりに人気が高すぎて、特に週末など事故が起きるほど賑わいます。
事故が頻発しすぎて、過去にはバイクが通行禁止になったこともあるほどです。
最近は事故は少なくなっているようですが、コーナーではスピードが出やすいので特に注意してください。

伊豆スカイラインのおすすめポイント

伊豆スカイラインは道中ずっと美しい風景が楽しめますが、バイクを停めてじっくり堪能したいなら、以下のスポットを利用してください。
なお、路肩にバイクを停めるのは安全面からも避けた方がよいでしょう。

一つ目は、熱海峠から入って最初にある滝知山展望台です。
熱海側と沼津側の2か所に駐車場があります。
沼津側の駐車場の方が少し高い位置にあり、駿河湾や相模湾を一望できる絶景スポットです。

富士山を堪能するのにおすすめなのが、池の向駐車場です。
駿河湾も一望できる場所なので、夕暮れ時など沈む夕日で真っ赤に染まる海を楽しむにもよいでしょう。
せり出しの展望台があるのが玄岳駐車場です。
氷ヶ池という池が眼下にあり、余計なものが視界に入らないので写真撮影に良いスポットでしょう。