【茨城県】筑波山

通行禁止には注意だがその絶景は一見の価値あり「筑波山」

筑波山といえば、万葉集にも歌われているほど古来から霊山として有名な山です。
山全体が信仰の対象であり、御神体として古くから崇められています。
そんな神聖な山の中に走る道路、筑波スカイラインと表筑波スカイラインを2つ合わせて「筑波パープルライン」と言います。

なぜ「パープルライン」なのかですが、筑波山は「紫峰」という別名を持つからです。
筑波山は男体山と女体山が東西に並ぶ双耳峰で、男体山は871メートル、女体山は877メートルと高さもほぼ同じで、2つの峰が並び立っています。
朝日や夕日を受けるたびに山肌が紫に色を変えるところから、「紫峰」と呼ばれるようになったのでした。
「筑波パープルライン」という名前もそれに由来します。

筑波スカイラインには、風坂峠から登れます。
勾配が急な道路で、富士見橋というループ橋からの眺めが特に絶景です。
360度のパノラマを堪能しながらバイクを走らす気持ちよさをぜひ体験してください。
また、山頂まで登ると関東平野が一望できます。

行き方は、つつじヶ丘駐車場からロープウェイに乗るだけです。
ロープウェイで10分弱で女体山の山頂に行けます。
また、筑波山神社の近くからは男体山の山頂域のケーブルカーがあります。

なお、筑波パープルラインのうち筑波スカイラインはバイクで通行できますが、表筑波スカイラインはバイクの通行が全面禁止されているので注意してください。
また、通行可能な筑波スカイラインも午後7時から翌朝8時までは通行禁止です。
バイクでは筑波山神社の方からつつじヶ丘駐車場に行くしかないでしょう。

また、湯袋峠からの県道42号も二輪車は終日通行止めです。
ローリング族など違法走行するライダーたちが目に余ったための措置と言われています。
このように今の筑波パープルラインは、バイクにとっては遠回りを強いられるばかりです。
決してツーリングロードとしておすすめではありませんが、それでも山頂からの絶景は一見の価値があります。

筑波山のおすすめポイント

筑波山に行くなら、筑波山神社は外せません。
まだバイクで行けるということと、山全体が御神体の筑波山の象徴のような神社だからです。
その歴史は約3000年もあると言われており、境内で販売する御朱印にもありがたみがあります。
ここからの景色も最高です。

筑波山のツーリングの帰りには、ぜひ「やさと温泉ゆりの郷」に寄りましょう。
こちらは午前10時から午後9時まで入浴可能な温泉です。
地下1300メートルから組み上げる源泉を使用しており、単純弱放射能温泉となっています。
入館料は平日が830円、土日祝日は1040円で、午後7時以降は210円引きになります。